admin admin List
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ライオンハート (新潮文庫)ライオンハート (新潮文庫)
(2004/01)
恩田 陸
星星星星星

この本を読みおえたら、私は読書の記録をつけ始めようと思っていました。
こんなに素敵な本に出会ったのは初めてです。


今まで、いろんな本を読んできたけれど――忘れられていく本たち――
一年間にどれくらいの本を読んだかはおろか、
お気に入りの本のあらすじの記憶さえもあやしい……
今まで読んできた素敵な本たちを忘れていくのはあまりにももったいない……
だから私はこれを機に、読書の記録をつけたいと思い始めたのです。
ライオンハートに出会えたから。

それからもうひとつ。
ある人に言われたのです。
「いつも本、読んでるよね…?何かお勧めの本を紹介して。」 と。
「うっ…うん。」 と、一応返事しておきましたが、自分が読むのは大好きだけど、
いざ人にお気に入りを紹介するとなると結構これが難しいのでした。
もともと図書館などで借りて読むことが多かった私は、手元にある本もそれほど多くなく、
悩みに悩んだ挙句、「今、私が一番読みたい本」を買ってその人に貸したのでした。

なので、このブログでは、いつ、誰の、どんな本を読んだのか、何を感じたのか、を記録して、
好きなときにいつでもササッと見つけ出してスマートに人に紹介できる――
そんな素敵な女性になりたい! という私のちょっとした願いも込められたブログです。

そして、自分なりに星五つで本の評価をつけていく予定です。
これは私が後から自分のブログを見返して、「もう一度読みたい」とか、
「私の人生のバイブル」だとか、「これはぜひ友達に勧めたい」とか、
諸々の感情の度合いを分かりやすくつけるためのものであり、
私の個人的趣味と独断と偏見とによってつけられます。
よって、あまり気にしないでください。

ちなみに「ライオンハート」は満点の星五つ。



この本を私に教えてくださったのは、学校の2つ上の先輩です。
実はこの本、その先輩に借りていたのですがそのときはちょうど様々なことで忙しく、
読んでいる途中で返してしまったのです。
でも、この本の真っ黒な表紙に書かれた「ライオンハート」という書名と
ノスタルジックな雰囲気とは忘れられず、
今私の手元に在るのは、先輩が卒業されてから自分で買ったものです。


いつもあなたを見つける度に、ああ、あなたに会えて良かったと思うの。
会った瞬間に、世界が金色に弾けるような喜びを覚えるのよ・・・・・・。
17世紀のロンドン、19世紀のシェルプール、20世紀のパナマ、フロリダ。
時を越え、空間を越え、男と女は何度も出会う。
結ばれることのない関係だけど、深く愛し合って――。
神のおぼしめしなのか、気紛れなのか。
切なくも心暖まる、異色のラブストーリー。
                                       あらすじより



読み始めると、とまらなくて、そして少しずつ、引き込まれてゆく。
出会った瞬間から、別れのときは近づいている…
存在するのは、思いがけない瞬間に出会える喜びと別離の悲しみ。
エリザベス・ボウエンとエドワード・ネイサンは、いつも、一時の間しか会えない。
あまりにも短すぎる逢瀬。
次はいつ、二人の運命の線が交わるのかもわからない。
明日なのか、何年も後なのか、運命の線があと何回交差するのか、これが最後なのかも。


物語は、1978年11月27日、ロンドンでエドワードが姿を消すところから始まる。
エドワードは数年前に妻を亡くしてから、ロンドンで一人住んでいた。
居住者の気配を感じさせないほど部屋は整えられており、
彼の書斎には、「LIONHEART」と書かれた便箋と、
「from E. to E. with love」と縫い取りされた白いレースのハンカチーフが置いてあった。


この本の美しいところは、なんと言っても各章ごとに与えられた絵。
それぞれ、その章の物語のモチーフになった絵があるのです。
著者は後にあとがきで、

ある日、東京都美術館にテート・ギャラリー展を見に行ったら、
一枚の絵がパッと目に飛び込んできた。
「エアハート嬢の到着」という横長の絵で、見た瞬間、
この絵がSFメロドラマ「ライオンハート」という小説の一場面であることが分かった。


と書いています。

思ったよりも読むのに時間がかかってしまいました。
先を読みたいけど、この物語を終わらせたくない
そんな複雑な思いでした。

また、著者は、この小説のタイトル「ライオンハート」は、
イギリスの歌手、ケイト・ブッシュのセカンドアルバム「ライオンハート」
によるものと書いています。

Kate Bush - Tour of Life 1979
- Oh England My Lionheart



スポンサーサイト
テーマ:恋愛小説 - ジャンル:小説・文学


















管理者にだけ表示を許可する



| HOME |


Design by mi104c.
Copyright © 2017 LIONHEART―ライオンハート―, All rights reserved.



上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。